やっと買いました!念願の七輪です。
念願の七輪を買ったど〜っ!
これで季節遅れのサンマを焼くのだ。
楽しみ〜 pic.twitter.com/Mp0GFMwOld— なにるば (@Crishnanie) 2016年11月30日
妻の承認がなかなか下りず、
サンマが旬の9月10月は過ぎてしまったとはいえ、
まだまだ間に合います。
これで季節遅れのサンマの塩焼きなどを焼いていきたいと思います。
やはり紀州備長炭でしょう
燃料に使う炭はもちろん紀州備長炭。
和歌山出身のぼくとしましてはこれを使わない手はありません。
ただこの備長炭にも難点がありまして。
レジャーに使われている火付きのいい黒炭とは違い、
この火付きの悪い備長炭は白炭。
火を熾すにも時間がかかります。
余談ですが「熾す」と書いてフツーは「おこす」と読みます。
でも関西では「熾す」ことを「いこらす」と言います。
「はよ火ぃいこらしてや」とか「火ぃいこってきた?」
というふうに使います。
あまり「火をおこす」とは言わないですねぇ。
あなたも関西で七輪を使うときは
「はよ火ぃいこらしてや」とつついてみてください。
即座に関西人として認めてもらえます。
ぜひお試しを。
熾るまでガマンガマン
それはさておき。
火熾し器に何本かの炭を入れます。
早く「いこらせたい」気持ちを抑えつつ、弱火で様子をみます。
いきなり強火で火を付けようものなら炭がはじけてケガをするおそれがありますからね。
弱火で少しずつ炭をあたためたあと中火にします。
なんやかや言いまして20~30分くらいかかりますね。「いこる」までは。
さて、火が「いこり」ましたから七輪に移していきます。
俗に「夏下冬上(かかとうじょう)」と言われますが
これは「火種の置き場所は、夏は炭の下に、冬は炭の上に置くと火つきがよい」
ということのようです。
真偽のほどは分かりませんが、取りあえずぼくもそれに従いましょう。
火がついていない炭を七輪の底に敷き、今いこらした炭を重ねるように上に置きます。
こんな感じ。
またここでも時間が必要です。
火のついていない炭にも火が移り、全体になじむまで更に10~20分。
「めんどくさい」というなかれ。
備長炭を楽しむにはそれだけの労力と忍耐が必要なのです。
いざサンマを焼くのだ
ようやく火がいこりました。
では待望のサンマを焼いていきます。
軽く塩を振っておいた生サンマを七輪にのせてと。
あとは紀州備長炭の火力と遠赤外線のパワーに任せましょう。
この赤々と燃える備長炭。このパワーで焼き上げていきます。
サンマの表面の水分がなくなり、切れ目が広がってきたら裏返す頃合いです。
ほら。いい感じに焼けているでしょう。
さんまから出た脂が炭の上へ落ちて灰が巻きあがり、サンマにまぶされます。
灰がまぶされることでサンマが更に美味しくなるのです。
そろそろ焼けてきたかな。再び裏返してみましょう。
あらら。ちょっと焼き過ぎたかも。油断しちゃったかな。
まぁ青魚は少し焦がした方がおいしいんです。
そういうことにしておきましょう。
では実食へ。
食卓でも七輪を
ところで七輪の醍醐味は食卓で焼きながら食べること。
え?そもそも七輪は外で楽しむものですって?
いや~まだまだ甘いですねぇ。七輪は家の中でも楽しむべきものなんですよ。
たとえ台所が灰まみれになっても、炭のニオイが充満しても気にしません。
てか、気にしてはいけません。
七輪好きとはそういうもんです。
それはそれとして。
あいにくサンマや鶏は煙が多く出るので食卓で焼くわけにはいきません。
ヘタしたら火災報知器が鳴り響いて消防署へ通報されたらエライことです。
マンションの住人からは白い目で見られたりして住みづらくなります。
とはいっても食卓で七輪を使うのも捨てがたいし。
ということで、煙の出ない厚揚げとウインナーソーセージを焼くことにしましょう。
どちらもぼくの大好物なんです。
豪快な炎は出ませんが、しっかりと中身まで火が通ります。
これこそが遠赤外線のパワーというものです。
いやーおいしかった~
サンマも鶏も厚揚げもウインナーも堪能しました。
あれ、まだ火が赤々と燃えたままです。
さすが紀州備長炭。火が長持ちします。
普通なら火消しツボへ炭を入れて消すのですが、ありがたいことにこの七輪にはフタが付いているのです。
フタをして消してしまいましょう。
これで大丈夫。自然に火が消えることでしょう。
燃え残った炭は次回の種火として活躍してもらいましょう。
今度はステーキでも焼きますか。
次の炭焼きが楽しみ~
あなたにもおススメします。
ぜひ炭焼きのおいしさを味わってもらいたいものですな。