ふぐの老舗・春帆楼の味を大阪阿倍野で堪能しちゃいました～

冬の味覚といえば何といってもフグ。でもここ数年ふぐはご無沙汰です。

私が住んでいる大阪ではフグと言えば日本橋。
日本橋といえば電気屋街やオタクのイメージが強いですが、大阪の台所・黒門市場もありますからね。

数年前はここでフグをさばいてもらい、家で刺身やら唐揚げやらナベやらで楽しんだのですが、面倒になっちゃって。

どっかに食べに行きたいな～

そこで見つけたのが「春帆楼」。

ジャンル：ふぐ・季節料理
アクセス：地下鉄御堂筋線天王寺駅徒歩1分
住所：〒545-0052 大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス14F（地図）
姉妹店：春帆楼松坂屋名古屋店｜ふぐ料理下関春帆楼東京店
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あの日本一（今のところは）の高さを誇る阿倍野ハルカス14階に店を構えています。
ちょっと高そうだけど私の誕生日祝いということでここに決まり！

「静（しずか）」のコースをオーダーしました。
シメて10,000円。税込みで10,800円。大奮発です。
何しろ私の誕生日祝いですから。

といってもこの春帆楼では一番安いコースなのです。

そんなことは構いません。
身の丈に合ったものを食べられればそれで幸せです。

さて、ふくコース「静」の始まりはじまり～。

まずは食前酒と鯛わたです。

梅酒、というより梅ジュースのように甘い！
まったく合いそうにない鯛わたとともに飲みますが、意外にマッチします。
これでお腹の準備OKということですね。

次に先付が運ばれてきました。

左から、鯛のお寿司、海鮮サラダ、ひろうす、エビの素揚げ、さんまの揚げ物の5品。

今日は贅沢してエビスビール♪ってことで並べてみましたが、この先付だったらやはり日本酒ですよね。
ここは山口県の銘酒、獺祭を飲むべきでしょう。

ここの獺祭は2種類あります。
50と39。何の数字かと思って訊いてみたら精米歩合のことだとか。
50だったらお米が50％になるまで磨き、39だったらお米が39％になるまで磨くそうです。
お米の半分以上削っちゃうんですね。
それによってお米の雑味が消え、まろやかな味わいになるんだって。

どっちを頼もうか。

悩んだ末に両方頼むことに。何といっても今日は私の誕・・・もうええっちゅうねん。。

左が39で右が50。
並べてみたところで見た目の違いは判らないんですけどね。

50をひと口。

うーん♪
キリっとシャープでスーッと抜けていく感じがいいですね。

続いて39を口に含みます。

なるほど♪
確かにまろやかな感じです。
女性が好みそうなマイルドな口当たりはさすが39%まで磨いたお米ならではでしょうか。

ただキレを望む人からすると少し弱いと感じるかもしれません。
この辺はお好みということで。

さーて。
お刺身が運ばれてきました。

お見事なフグ刺しの盛り付けです。
ちなみに関西ではフグ刺しのことを「てっさ」と呼びます。

フグは当たると死んでしまうくらい強い毒を持っていることから「鉄砲」になぞらえて、
「鉄砲の刺身」→「てっさ」ということになったそうです。（諸説あるかと思いますが）

２～３枚重ねてネギを巻いて、ポン酢に付けて食べます。
これもおいしいですね。贅沢極まりないです。

このあと唐揚げを堪能したのですが、うっかり写真を撮り忘れてしまいました。
残念。。。

そうこうしているうちに鍋の具材が運ばれてきました。

関西ではフグのちり鍋を「てっちり」と呼びます。
なぜだかもうお分かりですよね。そうです。
「鉄砲のちり鍋」→「てっちり」ということですね。（あくまで一説ですよ。一説。）

フグのあらから入れてしめじ、豆腐、白菜などを加えていきます。

どうですか！美味しそうでしょう。
って実際美味しいんですよ。

最後は雑炊。ふぐコースの〆はこれに限ります。

少しポン酢を振って食べるととてもさっぱりして美味しいんです。

結構お腹いっぱいになっていたのですが雑炊は別腹ですね。
スーッとお腹の中に入っていきます。

まさに至福のひととき。

最高のお誕生日になりました。嫁に感謝です！

ふぐの本場、下関の味がここ大阪でも堪能できる「春帆楼」。
あなたも是非お試しあれ。